
結婚相談所入会前の全知識!費用・流れ・向き不向きを徹底解説

結婚相談所への入会を検討しているものの、「高額な費用を払って失敗したらどうしよう」「自分のようなスペックでも相手が見つかるのか」という不安を抱えていませんか。
結婚相談所は人生を左右する大きな決断の一つであり、決して安くない投資です。だからこそ、入会前に仕組みやリスク、そして自分自身との相性を正しく理解しておくことが、成婚への最短ルートになります。
この記事では、結婚相談所への入会を検討される方が抱く不安を一つひとつ解消し、納得して一歩を踏み出すための判断材料を網羅的に解説します。
\ あなたの希望 + 結婚前向き = どんな人? /
この記事を監修した人

婚活カウンセラー 塚谷明美
新卒で証券会社に入社し5年勤務。その後、結婚し専業主婦歴15年。子供も大きくなった為再就職。
外資系の教育のプログラムのトレーナーとして、3万5千人の受講生とカウンセリング&指導をし、その方が“人生の目的を達成する”と言う技術を教える仕事に従事してきました。いろいろな方の人生にかかわらせていただく中で、“人生のパートナーがいるということは、人生の充実度、心の平安、喜び、幸せ、全てに通じている”と思い、結婚相談所の世界に転職しました。
最良のパートナーとお出会いになられるまで、誠実にサポートさせていただきます。
目次
結婚相談所に入会する前に知っておくべき「結論」
これから結婚相談所について調べようとしている方、あるいは比較検討中の方にとって、最も知りたいのは「結局、入会すれば結婚できるのか」「どうすれば失敗しないのか」という核心部分でしょう。
ここでは、数多くの婚活事例を見てきた視点から、入会前にまず理解しておくべき結婚相談所活動の「正解」を端的に提示します。
結婚相談所の成否を決める3つの要素
結婚相談所での活動が成功するかどうかは、以下の3点で決まります。
- 環境選び
- 自分に合った相談所(会員層・サポート体制)を選べているか。
- 事前準備
- 「いつまでに結婚するか」という期限と「いくらまで出せるか」という予算が決まっているか。
- リスク管理
- 万が一合わなかった場合の「撤退ライン(退会条件)」を想定できているか。
まず理解すべきは、結婚相談所は魔法の場所ではなく、結婚意欲が高い独身者だけが集まる「効率的な出会いの環境」に過ぎないということです。「入会すれば誰かが結婚させてくれる」という受動的な姿勢では成果が出にくいのが現実です。
結論、結婚相談所は、結婚への最短ルートを提供するシステムですが、使いこなすのはあなた自身です。 この前提を理解した上で、自分に合った相談所を選び、正しい準備をすれば、これ以上ない強力なツールとなります。
自分は向いている?入会前の適性セルフチェック
「結婚相談所はやめたほうがいい人がいる」という噂を目にして、自分がそれに当てはまるのではないかと不安になることはありませんか。結婚相談所には明確に「合う人・合わない人」の傾向があります。入会してから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、以下のチェックリストを使って、現在の自分の状況や考え方が相談所の活動に適しているかを客観的に判断してみましょう。
以下の項目について、ご自身の考えに近いものを確認してください。
結婚相談所に向いている人の特徴
- 期限への意識: 「1年以内に結婚したい」など明確な期限の目標がある。
- 効率重視: 仕事や趣味で忙しく、メッセージのやり取りよりもまずは会って判断したい。
- 安全志向: 相手の身元(独身・年収・学歴)が公的書類で保証された状態で出会いたい。
- 素直さ: 自分だけで判断するのが不安で、プロのアドバイスを素直に取り入れたい。
- 切り替え力: お断りされることがあっても「縁がなかった」と割り切り、次へ進める。
今すぐの入会を再考したほうがいい人の特徴
- 時間的余裕: 週に1回も検索システムやアプリを開く時間が取れない。
- 条件の固執: 希望条件(年齢・年収・容姿)が極端に厳しく、一切妥協できない。
- 過度なお客様意識: 「高いお金を払うのだから、全てお膳立てしてほしい」と強く思う。
- 他責思考: うまくいかない原因をすべて相手や相談所のせいにしがちである。
- 恋愛至上主義: ドキドキするような恋愛の駆け引きや、自然な出会いのロマンを最優先したい。
このチェックリストで「向いている人」の項目が多い場合、結婚相談所のシステムはあなたの婚活を強力に後押しします。逆に「再考したほうがいい人」に当てはまる場合でも、意識を少し変えるだけで活動はうまくいきます。重要なのは、今の自分のスタンスを認識し、相談所の特性に合わせて「活動モード」に切り替えられるかどうかなのです。
【年代・属性別】入会前に知っておくべき「戦い方」の違い
「自分の年齢や状況でも需要はあるのか」という不安は、多くの方が抱えています。実は、結婚相談所での活動戦略は、年齢や属性によって大きく異なります。20代には20代の、40代には40代の「勝ちパターン」が存在します。ここでは、体験談のような個別のエピソードではなく、構造的な傾向に基づいた年代・属性別の活動イメージを解説します。
20代:早期活動が最大の武器
「まだ早いのでは?」と思われがちですが、結婚相談所において「若さ」は男女ともに最強の武器です。
- 戦略: ライバルが少ないため、同年代だけでなく、条件の良い30代前半層からも申し込みが殺到しやすい傾向にあります。
- 注意点: 選択肢が多すぎて「もっといい人がいるかも」と決めきれなくなる「青い鳥症候群」に注意が必要です。
30代前半~半ば:ボリュームゾーンでの差別化
会員数が最も多い激戦区です。同年代との競争になります。
- 戦略: 写真やプロフィールの完成度が成婚を左右します。また、「年収」や「見た目」などの条件だけでなく、「共働き希望」「家事分担」などの価値観マッチングを重視するとうまくいきやすいです。
- 注意点: 仕事が最も忙しい時期と重なるため、隙間時間をいかに活動に充てるかが鍵となります。
30代後半~40代:柔軟性とターゲット設定
「条件に合う人がいない」という悩みが起きやすい世代ですが、ターゲット設定次第でスムーズに決まります。
- 戦略: 同年代を希望しつつ、対象年齢をプラスマイナス5歳程度まで広げることで、出会いの数は劇的に増えます。バツイチやお子様がいらっしゃる方への理解を示すことも、強力な差別化になります。
- 注意点: 自分の市場価値を客観視し、高望みしすぎない柔軟性が求められます。
再婚・シングルマザー/ファザー:理解者との効率的な出会い
「再婚」は結婚相談所では決してマイナスではありません。
- 戦略: 最初から「再婚OK」「子供OK」としている相手だけに絞ってアプローチできるため、アプリよりも効率的です。包容力のあるパートナーを見つけやすい環境です。
- 注意点: 子供との時間を優先しながら、無理のないペース配分をカウンセラーと相談することが重要です。
1年活動した場合のリアルな費用シミュレーション
結婚相談所の料金体系は、「初期費用」「月会費」「成婚料」など項目が分かれており、総額が見えにくいという不安要素があります。「結局いくらかかるの?」という疑問に対し、曖昧な説明ではなく、具体的な数字でイメージを持つことが大切です。ここでは一般的な結婚相談所で1年間活動し、成婚退会した場合の標準的な費用モデルを提示します。
結婚相談所の費用は、大きく分けて「初期費用」「活動中にかかる費用」「成功報酬」の3つで構成されます。以下は、一般的な仲人型・ハイブリッド型相談所の相場を基にしたシミュレーションです。
活動期間1年で成婚した場合のモデルケース
| 項目 | 費用の目安 | 内容・支払いのタイミング |
| 入会時初期費用 | 10万~15万円 | 入会金、登録料、初期サポート費など。活動開始時に一括で支払うのが一般的です。 |
| 月会費(12ヶ月分) | 18万~24万円 | 月額1.5万~2万円×12ヶ月。システム利用料やカウンセラーへの相談料が含まれます。 |
| お見合い料 | 0円~5万円 | 最近は無料のところが多いですが、1回5,000円程度かかる相談所もあります(例:10回実施で5万円)。 |
| 成婚料 | 20万~30万円 | 結婚が決まって退会する際に支払う成功報酬。初期費用が安い相談所はここが高く設定されている場合があります。 |
| 年間総額 | 約50万~75万円 | ※あくまで目安であり、相談所やコースにより異なります。 |
月々の家計への落とし込み
「総額70万円」と聞くと大きく感じますが、月々の支払いは1.5万円~2万円程度が一般的です。
これは、毎週の飲み会を1〜2回減らす、あるいは趣味の出費を少し見直すことで捻出できる範囲であることが多いです。
マッチングアプリで何年も成果が出ずにデート代だけがかさむコストや、時間を浪費するリスクと比較して判断する必要があります。結婚相談所の費用は、時間を買い、身元の確かな相手と出会うための「将来への投資」と言えます。
入会前~3ヶ月目までの活動ロードマップ
「入会したらすぐに結婚できるの?」「どんなペースで進むの?」というタイムラインへの不安もよく聞かれます。結婚相談所での活動は、最初の3ヶ月が勝負と言われています。この期間に何をするかが、その後の成婚率を大きく左右します。ここでは、入会手続きから交際が軌道に乗るまでの標準的な流れを、時系列で具体的に解説します。
STEP
【入会前:準備フェーズ】
- 無料相談: 2〜3社の相談所に足を運び、システムやカウンセラーとの相性を比較します。
- 書類準備: 独身証明書(本籍地の役所で取得)、収入証明書、最終学歴証明書などを揃えます。取得に1〜2週間かかる場合があるため早めに動きます。
- 服の準備: お見合い写真やお見合い本番用の、清潔感のある服装(スーツやワンピースなど)を用意します。
STEP
【1ヶ月目:スタートダッシュと「入会バブル」】
- プロフィール作成: プロのカメラマンによる写真撮影と、カウンセラー添削済みの自己PRを登録します。ここが最大の山場です。
- 入会バブル: システム公開直後は、新規会員として注目され、申し込みが集中する「入会バブル」が起きます。
- アクション: ここで選り好みしすぎず、可能な限り多くの方とお見合いを組みます。まずは「会うこと」に慣れる期間です。
STEP
【2ヶ月目:お見合いと現実のすり合わせ】
- お見合い実施: 土日はお見合いが入る生活が日常化します。
- 振り返り: 実際に会ってみると「写真と印象が違う」「話が盛り上がらない」といった現実に直面することもあります。ここで落ち込まず、「自分に合う人はどんな人か」をカウンセラーと修正していきます。
- 仮交際: お見合いから「また会いたい」となった相手と「仮交際(お友達期間)」へ進みます。複数人と並行して食事に行くのが一般的です。
STEP
【3ヶ月目:仮交際から真剣交際への見極め】
- 絞り込み: 複数人とのデートを経て、結婚を前提に一人と向き合う「真剣交際」へ進むか考える時期です。
- 価値観の確認: この段階で、最初抱いていた「年収」「見た目」などの条件よりも、「一緒にいて楽か」「金銭感覚が合うか」といった内面重視の視点に切り替わっていれば順調です。
周囲への「身バレ」を防ぐプライバシー対策
「職場の人や友人に婚活していることを知られたくない」というのは、非常に切実な悩みです。特にSNS時代において、個人の情報管理は誰もが気にするポイントです。結婚相談所は、マッチングアプリのように不特定多数にプロフィールが公開される仕組みとは異なります。具体的にどのようなシステムでプライバシーが守られているのか、その仕組みを知ることで安心感につながります。
結婚相談所はプライバシー保護を徹底しており、以下のような対策が一般的に行われています。
| 対策項目 | 具体的な仕組み・内容 |
| 会員限定の クローズドなシステム | プロフィールを閲覧できるのは、厳格な入会審査を通過し、独身証明書を提出した会員だけに限定されています。GoogleやYahoo!などの検索エンジンで名前が出てくることは絶対にありません。 |
| 名前・連絡先の 完全非公開 | システム上では苗字や名前は公開されず、会員番号などで管理されます。本名や連絡先を交換するのは、お見合いが成立し、双方が「また会いたい」となった「仮交際」のタイミング以降です。 |
| 写真の公開設定 (シークレットモード等) | 多くの相談所では、写真の公開範囲を調整可能です。「自分から申し込んだ相手にだけ写真を見せる」という設定にすれば、知人に偶然見つけられるリスクを限りなくゼロにできます(※申し込み数は減る可能性があります)。 |
| 特定の相手ブロック | 職場の人や元恋人など、活動している可能性がある特定の人物がいる場合、事前にカウンセラーに相談することで、お互いの検索画面に表示されないよう配慮するブロック機能が活用できます。 |
もし失敗しても大丈夫。「撤退戦略」とセーフティネット
何事にも「絶対」はありません。「もし入会してうまくいかなかったら、お金も時間も無駄になるのでは」という恐怖は、入会をためらう大きな要因です。しかし、結婚相談所には法的に守られた解約制度や、活動を休むための制度が整っています。これらを「セーフティネット(安全網)」として知っておくことで、過度なプレッシャーを感じずに活動を始めることができます。
- クーリング・オフ制度
契約書面を受け取ってから8日以内であれば、無条件で契約を解除でき、支払った費用は全額返金されます。「勢いで入会してしまったけれど、やっぱり不安」という場合でも、法的に守られています。
- 中途解約と返金規定
クーリング・オフ期間を過ぎても、中途解約はいつでも可能です。特定商取引法に基づき、サービス提供期間に応じた返金ルールが定められています。活動していない分の月会費などは支払う必要がなく、法外な違約金を請求されることもありません。
- 休会制度の活用
仕事が繁忙期に入ったり、婚活疲れを感じたりした場合は、「休会」を選択できます。月会費を数千円程度(事務手数料のみ)に抑えて、プロフィールを非公開にし、活動を一時停止できます。「一度入会したら、結婚するまで毎月お金を払い続けなければならない」わけではありません。
「まずは3ヶ月やってみて、合わなければ休会・退会してアプリに戻る」というような、撤退ラインを決めておくことも、賢いリスクヘッジの一つです。
結婚相談所入会前によくあるQ&A
- 入会に必要な書類にはどんなものがありますか?
公的書類の提出が必須です。主に「独身証明書(本籍地の役所で取得)」「収入証明書(源泉徴収票など)」「学歴証明書(短大・大卒以上の場合)」「本人確認書類」などが必要です。これらを全員が提出しているからこそ、既婚者やプロフィール詐称のリスクがない安全な出会いが保証されます。
- カウンセラーとの相性が悪かった場合、担当変更はできますか?
多くの相談所で担当者の変更は可能です。人間同士ですので相性は必ずあります。「連絡が遅い」「価値観を押し付けられる」と感じたら、相談所の窓口に遠慮なく相談してください。担当を変えることで活動が好転するケースはよくあります。
- 恋愛経験が少なくても大丈夫でしょうか?
まったく問題ありません。むしろ相談所は恋愛経験が少ない方にこそ向いています。デートの服装、お店選び、会話の内容、LINEの返信タイミングなど、カウンセラーが具体的なアドバイスを行えるからです。アプリのように一人で悩む必要がありません。
- 自分の年齢(30代後半・40代)でも相手は見つかりますか?
十分に可能です。ただし、自分より一回り以上年下の相手ばかりを希望するなど、高望みをしすぎると苦戦します。同世代や、年齢層に合った相談所(連盟)を選ぶことが重要です。無料相談で「同年代の会員数」や「成婚実績」を確認してみましょう。
- 無料相談に行ったら、強引に勧誘されそうで怖いです。
結婚相談所業界は現在、コンプライアンス(法令遵守)の意識が非常に高まっており、昔のような強引な勧誘は減少しています。特に大手や連盟に所属している相談所であれば安心です。もし無料相談で不快な勧誘を受けたら、その相談所は避けるべきだという良い判断材料になります。
まとめ:まずは「無料相談」で判断材料を集めよう
ここまで、入会前の不安を解消するための情報をお伝えしてきました。
結婚相談所は、身元が確かな相手と効率的に出会える合理的なシステムですが、向き不向きや費用の負担があるのも事実です。しかし、リスクを管理するための制度(クーリング・オフや中途解約)や、プライバシーを守る仕組みもしっかり整っています。
ネット上の情報だけで悩み続けるよりも、実際に一度、プロの話を聞いてみることをおすすめします。無料相談に行ったからといって、必ず入会しなければならないわけではありません。「自分の条件なら、実際にどんな人と出会えそうか」「今の年収や年齢で、どれくらい活動費がかかりそうか」といった個別のシミュレーションを出してもらうだけでも、大きな価値があります。
まずは「自分に合うかどうかを確かめに行く」という軽い気持ちで、無料相談に足を運んでみてはいかがでしょうか。それが、あなたの未来を変える最初の一歩になるかもしれません。
【簡単3分】フィオーレのマッチング体験
あなたの希望条件に合わせて、実際にフィオーレで活動しているお相手候補をご紹介












