マッチングアプリ会うまでの流れと期間！婚活で失敗しない見極め方

マッチングアプリでマッチングしたものの、「いつ会えばいいの？」「どんなメッセージをすれば安全？」と悩んでいませんか。特に婚活中は、時間を無駄にしたくない焦りと、相手の素性がわからない不安との板挟みになりがちです。この記事では、一般的な会うまでの平均期間や流れだけでなく、婚活目線で「真剣な相手を見極めるポイント」や「安全に会うための具体的なステップ」を解説します。

この記事を監修した人

結婚相談所フィオーレ心斎橋店　

婚活カウンセラー 　松本文子

専業主婦として長年家庭を支えながら、家族の在り方や人との関わりについて深く向き合ってまいりました。そうした日々の中で培った「人を想う気持ち」や「相手の立場に立って考える姿勢」を活かし、仲人カウンセラーとして活動を始めてから、早くも10数年が経ちます。これまで本当に多くの方とお会いし、それぞれのご事情や想いに触れてまいりました。恋愛や結婚に対する価値観は人それぞれですが、「誰かと心を通わせ、温かい関係を築いていきたい」という気持ちは皆さまに共通していると実感しております。

会うまでの目安は「2週間・10往復」。ただし「期間」より「確認」が重要

「いつ会うのが正解か」という疑問に対し、多くのデータや成功体験談が示す結論は「マッチングから会うまでは約2週間、メッセージは10～15往復」が目安です。早すぎると「軽い・業者」と警戒され、遅すぎると「脈なし・キープ」と判断されフェードアウトされる傾向にあります。

しかし、婚活においてはこの「2週間」という数字を守ること以上に、「会う当日までに相手の真剣度と安全性をどこまで確認できたか」が重要です。ただ漫然と雑談をして2週間後に会うのと、結婚観や価値観を確認して会うのとでは、その出会いの質は天と地ほど異なります。まずは、この「2週間」という期間をどう使うかという意識を持ってください。

マッチングアプリで会うまでの基本7ステップ

ここでは、マッチングしてから実際にデートをするまでの標準的な流れを7つのステップで解説します。多くの人がこのプロセスを経ていますが、各段階で「何をするか」によって結果が変わります。全体の地図を把握することで、現在の自分がどの位置にいて、次に何をすべきかが明確になります。

三菱UFJリサーチ＆コンサルティングの調査によると、マッチングサービス利用者の多くが、交際までに複数回のデートを重ねています。初回のデートはあくまで「顔合わせ」と捉え、長時間拘束しないプランにするのが、お互いの心理的ハードルを下げるコツです。

参照：消費者庁・三菱UFJリサーチ＆コンサルティング「マッチングアプリの動向整理」

婚活視点で「会う前に」確認すべき真剣度チェックリスト

記事の多くは「会話を盛り上げよう」と言いますが、婚活において重要なのは「盛り上がり」よりも「相手の真剣度」です。会ってみたら「結婚願望が全くない人だった」という時間を浪費しないために、メッセージ段階で確認すべき項目があります。ここを確認できていれば、安心して会うステップに進めます。

婚活において最も怖いのは、遊び目的や既婚者、あるいは勧誘業者に遭遇することです。また、悪意はなくても「今は結婚する気がない」という相手と過ごす時間は、婚活中の方にとっては大きな損失です。以下の項目をメッセージのやり取りの中でさりげなく確認し、違和感がないかチェックしましょう。

これらをクリアしていない段階で会うのはリスクが高いと言えます。逆に、これらが確認できれば、会うまでの期間が多少短くても、質の高い出会いになる可能性が高いです。

「早すぎるお誘い」と「だらだらメッセージ」の境界線

「会うまで2週間」という目安はあるものの、相手によってペースは異なります。しかし、明らかに「早すぎる」場合や「遅すぎる」場合は、何らかのリスクや問題が潜んでいることが多いです。ここでは、具体的な日数の目安とともに、それぞれのケースでの対処法と判断基準を解説します。

ケース別判断ガイド

1. 早すぎる場合（マッチング～3日以内）

• リスク：ヤリモク（体目的）、業者、マルチ商法の勧誘の可能性が高いです。
• 対処法：「もう少しメッセージでやり取りしてから会いたいです」と伝えましょう。真剣な相手なら了承してくれます。急かしてくる場合はブロック推奨です。
• 例外：プロフィールの詳細な作り込みがあり、かつ「気が合えば早めに会いたい」というタグや意思表示をしている場合に限り、公衆の面前での短時間（1時間程度）のお茶ならアリな場合もあります。

2. 遅すぎる場合（1ヶ月以上）

• リスク：キープ扱い、メル友状態、既婚者で夜に出歩けない可能性、あるいは極度の慎重派。
• 対処法：こちらから「良ければ来週あたり、お茶でもどうですか？」と具体的に提案します。それではぐらかされる場合、婚活としての進展は見込めないため、見切りをつけるのが賢明です。

3. 適正（1週間～2週間）

• 特徴：お互いの生活リズムが分かり、信頼関係が少し築けた状態。
• アクション：最も成功率が高いタイミングです。鉄は熱いうちに打ちましょう。

【タイプ別】不安を解消する最適な会うまでの流れ

一口に「不安」と言っても、「安全面が怖い」のか、「時間を無駄にしたくない」のかによって、取るべき戦略は異なります。ここでは、あなたの不安のタイプに合わせて、会うまでの最適なフローを2パターン提案します。ご自身の性格や優先順位に合わせて使い分けてください。

A. 安全性重視タイプ（慎重に進めたい方）

トラブルを絶対に避けたい、身バレや怖い思いをしたくない方向けのフローです。

• マッチング
• メッセージ（慎重に）：10往復以上やり取りし、違和感がないかチェック。
• オンラインデート（通話）：会う前にアプリ内の通話機能やZoomで話す。「話した感じ」や「雰囲気」を確認し、怪しい人をここでスクリーニングします。
• 初回デート：必ず「昼間」「人目のあるカフェ」「現地集合・現地解散」で1時間程度。

B. 効率重視タイプ（早く結婚相手を見極めたい方）

メッセージよりも「会って話さないと分からない」と考え、時間を有効に使いたい方向けのフローです。

• マッチング
• メッセージ（要点確認）：5～8往復程度。挨拶に加え、「結婚に対する温度感」「絶対に譲れない条件」をさらっと話題に出す。
• 初回デート打診：1週間以内にランチを提案。
• 初回デート：フィーリングを確認しつつ、次回のデートで将来の話ができるか見極める。

「通話」を挟むのは非常に有効です。メッセージではわからない「声のトーン」や「会話の間」で、相手の人柄がかなり分かります。

アプリ婚活に疲れたら？「自力で探す」ことの限界

ここまで「会うまでの流れ」や「見極め方」をお伝えしましたが、「これを毎回全員に対してやるのはしんどい…」と感じた方もいるかもしれません。実は、マッチングアプリ疲れを感じる原因の多くは、この「相手が安全か、真剣か」を自分一人で見極めなければならない心理的負担にあります。

マッチングアプリは手軽な反面、以下のような「見えないコスト」がかかります。

もし、あなたが「メッセージのやり取り自体が苦手」あるいは「相手の真剣度を疑いながら進めるのがストレス」であれば、それはアプリというツールが合っていないだけかもしれません。

結婚相談所では、「独身証明書」や「年収証明書」の提出が義務付けられており、全員に「結婚の意思」があります。 つまり、この記事で紹介した「真剣度の見極め」や「安全確認」のステップをすべてショートカットして、最初から「相性と価値観の確認」に集中できるのです。

アプリでの活動に限界を感じたら、「場所を変える」という選択肢も検討してみてください。

マッチングアプリ会うまでの流れ Q&A

最後に、よくある質問とその回答をまとめました。細かい疑問を解消して、自信を持って行動してください。

LINE交換は会う前？会ってから？

会ってから、または会う約束が決まってからが安全です。 会う前に交換すると、万が一会いたくない相手だった場合にブロックする手間や、個人情報（アイコンやタイムライン）が漏れるリスクがあります。「会った時に交換しましょう」と断るのは不自然ではありません。

初デート後に連絡が減りました。脈なしですか？

脈なしの可能性が高いですが、1回だけ確認を。 相手が「イメージと違った」と感じてフェードアウトを狙っている可能性があります。ただし、単に忙しいだけの可能性もあるので、「先日のお礼」＋「疑問形」で1通送り、2日返信がなければ次へ行きましょう。

複数の人と同時にやり取りしてもいいですか？

基本的にはOKです。むしろ推奨されます。 1人に絞ると、その人とダメだった時の精神的ダメージが大きく、婚活が長期化します。3～5人程度と並行してやり取りし、会う段階で絞り込んでいくのが効率的です。ただし、キャパオーバーにならない範囲で調整しましょう。

初回デートの食事代はどうすべきですか？

脈なしの可能性が高いですが、1回だけ確認を。 相手が「イメージと違った」と感じてフェードアウトを狙っている可能性があります。ただし、単に忙しいだけの可能性もあるので、「先日のお礼」＋「疑問形」で1通送り、2日返信がなければ次へ行きましょう。

メッセージが続きません。どうすればいいですか？

質問攻めをやめて、「共感」＋「質問」を意識してください。 一問一答の面接のようなメッセージは疲れます。「〇〇が好きなんですね！」と一度共感し、「私も〇〇行ってみたいんですが、混んでましたか？」など、相手が答えやすい具体的な質問を添えると会話が弾みます。

まとめ

マッチングアプリで会うまでの流れと、失敗しないためのポイントを解説しました。

アプリでの出会いは、自由度が高い分、自分自身で「安全管理」と「進行管理」を行う必要があります。もし、「もっと安心して、結婚に直結する出会いがしたい」「駆け引きや見極めに疲れてしまった」と感じるようであれば、プロが間に入り、身元が保証された出会いを提供する「結婚相談所」という選択肢も視野に入れてみてください。あなたの婚活が、素敵なパートナーとの出会いにつながることを応援しています。

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